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ライフプラン 人材育成 2022年03月03日

働かないおじさん? ミドルシニアのキャリア開発

「お前、年いくつだっけ?」

「55です。」

「あ、そう」

たったこれだけの会話。これだけの会話だったが、モチベーションは下降線。

これは今から数年前に役員から言われた言葉だとある相談者から聞いた話。

次期幹部研修には、自分への案内はない。どんな趣旨でどういう人選をしたのかわからない。幹部会議にも出席してほしいなどと声がかからなかったら。疎外感、おめの将来はないぞと言われているようでとても寂しい思いをすることもある。いまにみてろよと自分を慰めてみてもなんとなく虚しい。そんな思いをしたことはないだろうか。

PHP研究所からのメルマガの題名は「働かないおじさん問題に対応!年下部下のマネジメント・・・・」????まるで、おじさんは働かないかのように問題視されている。少子高齢化が叫ばれ、人手不足に対応するために定年延長、再雇用である。シニアの気持ちはシニアにしかわからないかもしれない。若いものと同じ体力はないかもしれない。しかし、永年蓄えてきた知恵と経験はいっぱいもっている。世代のギャップもあるだろう。今まで、馬車馬のように働き家族のためにがんばってきたのである。会社のためにと滅私奉公したと少なくとも自分では言える。時代が変わり、ワークライフバランスなどウェルビーイングなどハラスメントなどという言葉はなかった。でもがんばってきたのである。だからこそ、過去の武勇伝や自慢話をしたくなるものだ。(今の若い人はうんざりしているかもしれない。)

人生100年時代と言われ、もらえる年金では2000万円足りないと騒がれ、熟年離婚だとかなんとかささやかれると中高年はつらい。そこに突然やってくる親の介護の問題や自分自身の健康の問題。だからこそ、ミドルシニアもしっかりとしたライフプランを描くことが必要なのである。年金はいくらもらえるのか?住宅ローンなどの支出は?親の健康状態は?これからどんな人生を歩んでいきたいのか?ただただお金だけのためではなく、働き方を選んだり、職場の中での役割を考えてどうしたいといえるような考えの整理もしておこう。定年近いと役職定年となり若い部下の下で働かなければならないこともあるだろう。その際には、変な見栄やプライド、永年積み重ねてきた鎧をぬぎすてる覚悟をして「自分の役割」を年下の上司としっかりと話す時間をつくろう。その際は、勇気と素直さをもって孔子の言葉を思いだそう。「子曰く、・・・五十にして天命を知り、60にして耳順い・・・・」定年は人生の転機の一つである。

会社(上司)はどうだろう?ミドルシニアに対してはリスペクトをもって対応してもらいたい。人を大切にする企業であれば、ライフプラン研修を開いたり、人事部にセルフキャリアドックを設置しているだろう。ミドルシニアにとっても初めての経験であるのだ。まして、年下の経験の多くない人事担当者と話すとしたらどうだろう。ミドルシニアも不安なのである。だからこそ、親身になって話を聴いてもらいたいのである。その中で自分で気づいたり、何も考えてなかったり知識のないことに気付くのである。できましたら、リスペクトの念をもってセルフキャリアドック等の部門でなんどか相談できる仕組みを用意してもらえるとありがたい。

これまでお世話になった会社に対して、役職定年になっても給料がたとえ半分になっても、これまでの自分の人生や家族を養ってこられた会社に感謝の気持ちをもって、自分ができる経験や知識やノウハウを駆使して、人材育成や提案をしていきながら会社の持続的な成長のために有意義な自分の人生の一部の時間を使って役に立ちたいと思う。