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人材育成お役立ち情報

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アクノレッジメント(承認)見て心に留める

日ごろからみなさんは、部下の方のどんなところを見ているでしょうか?どんな組織風土ですか?

欠点やできていないところを指摘したり、上げ足をとったりしていませんか。皆さん自身はいかがでしょうか?できていないところや指示命令されるのは嫌ですよね。なんだか、責められているように感じて反発する気持ちが起きたり、落ち込んだりしませんか?

間違いなく、負のパワーに支配されるのではないでしょうか?組織に中で、欠点や改善点を直そうとする文化がはびこっていたらどうでしょうか?きっと、マイナスオーラ全開でしょう。業績向上とはなかなか難しいでしょう。

逆に承認することが文化になっている組織やチームではいかがでしょうか?お互いが存在を認め、きちんと挨拶をする。成果につながっていなくてもプロセスの事実をきちんと伝える認める。きっと、次こそはと行動が変化し内発的動機付けも効果していくでしょう。心理的安全性も担保され、互いの信頼関係につながっていくのではないでしょうか?

(承認チェックリスト)

・人が達成や貢献、成長したことを観察している

・頻繁にアクノレッジメント(承認)を伝えている

・タイムリーにアクノレッジメント(承認)している

・アクノレッジする際に「でも」は使用しない

・他者の比較ではなく、純粋にアクノレッジ(承認)している

・個人と組織の両方にアクノレッジしている

・チームメンバー同士もアクノレッジするよう伝えている

さあ、いくつ〇がつきましたか?3個以下はすぐに改善が必要です。

 

アクノレッジメントとは承認の事。アクノレッジメントとは、まず、相手の存在を認め、さらに相手に現れている変化や違い、成果にいち早く気づき、それを言語化して相手に伝えることです。「ほめること」や「賞賛すること」「ねぎらうこと」とは少し意味が違います。

相手に対する評価が加わると人によっては受け取りにくかったり、それがないとやる気が出ないようになってしまう可能性があります。

アクノレッジメントは、変化や成果を「事実」として伝えるので相手にとって受け取りやすいのが特徴なのです。承認されることで自己成長を実感し、モチベーションや自発性が、次への一歩を踏み出す原動力にもなります。効果的なアクノレッジメント(承認)は、相手との関係性を深め、個人の自信や成長を引き出し、チームや組織全体のパフォーマンスを向上させることにもつながります。

「存在の承認」・・・あなたそのものをみて心に留めているよ。

 大切なパートナーという心をもって接すること。名前を呼ぶことやきちんと挨拶することも大切です。相手に感謝の気持ちを伝えたり、アイコンタクトをとることも心がけてください。

「事実の承認」・・・あなたの言動をみて心に留めているよ。

 取り組んでいることや事実を気持ちを込めて伝えます。「何度もあきらめずにトライしていたね」などありのままの事実を伝えましょう。

「成果の承認」・・・あなたの成果をみて心に留めているよ。

 成果の承認は結果をより具体的に伝えましょう。「目標達成が100%だったね」などうまくいったときは承認しやすいです。逆に成果をあげているのにもかかわらず、承認しないのは大きなマイナスとなります。

さあ、アクノレッジメントを組織風土にして業績アップ、人材の定着につながるように取り組んでみましょう。

 

あなたにとって「ドーナツ*」とは何か?

「みなさんの時代が美しいハーモニー、多くの成功、そしてたくさんのドーナツで満たされることを願っています」とスピーチを締めくくったのは、トヨタ自動車の豊田章男社長である。豊田氏の母校であるアメリカ・バブソン大学の卒業式での後輩に贈ったスピーチの結びの言葉である。

 ドーナツ*とは、「心から本当にやりたいこと、幸せになれること」を意味している。バブソン大学は、起業家教育に特化したアメリカマサチューセッツ州にある。トヨタ自動車の豊田章男氏をはじめイオンの岡田氏も同校の卒業生である。バブソン大学では「起業の三大原則」として①行動をおこすことがすべて、だからやってみなければわからない②失敗は当たり前だからこそ、失敗から学ぶ寛容さを持つ③周りの人を巻き込むことで潮流をつくっていく、この3つの三大原則を身につけていくことを大切に教育している。この三大原則は起業家ではなくとも何にでも応用できる。

 あなたにとって「ドーナツ」とは何だろうか?

スピーチの中で豊田章男氏は、こうも言ってる。

Try new things,even if you’re old.いくら年をとっても常に新しいことに挑戦しなさい。

大切なのは、いくつになろうが、何か新しいことを学ばなくてはならないということです。「生徒」であることを決してやめてはいけません。なぜなら、それが何より、素晴らしい仕事だからです。

そして、Don’t worry about being cool.Be warm, カッコつけて、クールであろうとするよりも温かい人でありなさい。

    Decide what you stand for. あなたがどんな価値を大切にしたいのか決めなさい。 

なるほどなと思う。でも、「人生を楽しめ」といわれても・・・「成功しても幸せでなったら意味がない」自分にとって自分を幸せにしてくれるものとは何だろう?「正しいことをしていれば、お金は後からついてくる」その通り。でも、私は、お金のことをついつい考えてしまう。人間だからしょうがないなんて正当な理由を考えてしまう。人生100年時代、60歳までの前半戦は、がむしゃらに家族のため子供のために働いた。時には、このままでいいのかなと立ち止まったり、会社と自分を天秤にかけて悩んだりするときもあった。子育てもひと段落し、家のローンも終わり、自分の人生を自分らしく生きると決めた。今はVUCAの時代、変化が激しく先を見通しづらい時代。コロナもありなおさら時代の流れを読み、空気を感じる感性を磨いておかなければならない。

セカンドライフは・・・???自分自身がどうありたいのか?何をもって貢献していきたいのか?これからどう、命を使っていくのか? とにかく、志・ありたい自分、心がワクワクするものを、幸せを感じられる「ドーナツ」を立ち止まってもう一度確かめよう。ワクワクする人生を歩みたいと思い自己都合で早期退職した。その時の志は「勇気とおもいやりをもって世の中に貢献できる人と組織の成長と活躍をサポートすること」だ。これはぶれないようにしよう。自分にとってのドーナツはきっとこれだ。カッコつけないで温かい人になろう。常に新しいことに挑戦しよう。学びを続けよう。そのうちに自分にとっての新たなドーナツがディスカバーできるかもしれない。次は行動あるのみ。失敗してもいいじゃないか。失敗は成功のもと、そこから学ぶことも多い。そしてもう一度挑戦しよう。周りの人を巻き込みながら一歩一歩踏み出していくことだな。なんとなく見えてきた気がする。昨日の講習会のテーマはナラティブアプローチ。その中のキャリア・コンストラクションの学び。小さい頃からの今の自分の出来事や価値観がマクロナラティブストーリーへと線でつながってきているような気がする。とにかくやってみよう、

ダーウィンの言葉を思い出す。

「最も強いものが生き残るのでもなく、最も賢いものが生き延びるのでもない。唯一生き残るのは変化できるものである。」

今は、変化の時代。しなやかに考えながら、これからの人生を幸せに生きたいものだ。

 

定年後のライフスタイルは?

60歳以降の選択肢はいろいろある。大きくは4つの活動に分けられる。

(収入を伴う活動)

①職業活動・・・再雇用を希望し同じ働き続ける、再就職・転職の道を選ぶ、独立・自営して家業を継いだり自分で個人事業主やスタートアップで会社を設立する、NPO・ボランティアとして活動する。

(収入を伴わない活動)

②地域活動・・・自治会などの活動に協力する

③家事活動・・・家事洗濯など日常的に関わる、介助や介護など非日常的にかかわる

④余暇活動・・・趣味や生涯学習に時間を使う。

前提として押さえておくべきは、経済面で言えば、定年以降のキャッシュフロー表を作成しておくこと。これによって、今後の収入と支出を考え、いわゆる老後2000万円問題についての方向性を知ることができる。年金定期便を確認し、自分のもらえる年金額はいくらなのか?住宅ローンの残年数や子供の巣立受ちまでの経費、車を持っていれば維持費、趣味があればその費用の概算を知ることである。そこからいつから収支が赤字になるのか、今の貯えでもやっていけるのかが明らかになる。収入が不足するならば、再雇用という選択肢もあるし、パートで働くということもありうる。また、年金の受給年齢を5年繰り下げ70歳からの受給にすると65歳時点の1.4倍に増えるという試算もある。また、支出を抑えるという考え方もできる。まずは、自分の家計の収支を知ること、特に60歳以降のもらえる年金額を知りキャッシュフロー表を作成することをおすすめする。

 また自助努力としての資産形成も選択肢の一つである。現在は、個人型確定拠出年金(IDECO)の受け取りは60歳までだったものが、今年から75歳まで延長された。IDECOのメリットは、掛け金が全額所得控除になることと運用益が非課税であること、受取時の税制優遇があげられる。また、一般NISAは、株式や投資信託など最長5年間120万円まで非課税となる。こちらも合わせて活用を検討することで資産を形成することも大切である。

経済的な見通しがつけば、自分自身のライフプランのおおよそ形が見えてくる。人生100年時代、自分のやりたいことをやれる時間は十分にある。ある試算によると65歳までのサラリーマン時代の約45年の在職中自由時間は12万時間(4時間×250日×45年+14時間×115日×45年)といわれている。65歳以降の退職後自由時間は、なんと18万時間(14時間×365日×35年)である。

 あなたはどんなライフプランを描きますか?そのために、今からどうしていきますか?私の場合は、独立自営の道を選んだ。年金がもらえるまでの5年職業活動を続けつつ、家事活動を行っている。突然の介護に翻弄されながらも自営業の気軽さも今となっては良かったと思う。今、一番共感するのは、クレイトン・M・クリステンセン著「イノベーション・オブ・ライフ」の中の次の言葉である。それは「家族や親しい友人との関係は、人生で最も大切な幸せのよりどころの一つだ。だが気をつけなくてはいけない。 中略 家族との強力な関係、友人との親密な関係を気付くことに最も力を入れる必要があるのは、一見その必要がないように思われるときなのだ。」

人生の三大不安の一つに孤独がある。今からでも遅くない。感謝と挨拶、そして話を聴くことからならすぐにできる。

ライフプラン

2022.06.06

ジョブクラフティングとは

ジョブクラフティングという言葉を耳にする機会が増えた。与えられた作業を機械的にこなすのではなく、従業員が仕事を主体的に捉えなあおすことでやりがいにつなげること。「やらされ感」を「自らやっている」というように。自分の若い頃はがむしゃらに働き、いわれるままに残業もした。同期の中ではやく出世して一番になるということに命を懸けていたかな。それだけでも、自らがんばっていた。あこがれの店長コート、レジの後ろに顔写真が飾られ、名刺が作ってもらえる。月に1度の店長会議にも出席できる。そんなあこがれがあった。がむしゃらにがんばっていた。店長になることが大事なことで、次はエリアマネジャーが目標だ。右肩上がりの時代だからこそ、店舗も増えたし、売上も上がったし、それにともなってポストも必要だった時代。でも犠牲にするものも多かった。私は早くに結婚して子供が出来ていたので、家族は二の次だった。ずいぶん、寂しい思いもさせたな。お盆や正月やゴールデンウィク、土曜日日曜日も忙しく、休むのは罪悪感があった時代。会社が大きくやめさせられないように従っていた。

 そして今、ジョブクラフティングの時代。ピーター・ドラッカーの3人の石工の話が引き合いに出される。旅行中にある旅人が3人の石工に「何をしているのですか?」と話しかける。一人目の石工は、「みてのとおり、親方の指示でレンガを積んでいる。」2人目の石工は、「レンガで壁を作っている」、3人目の石工は「大聖堂をつくって、地域の人の心のよりどころにするのさ」と答えたという話である。一人目の石工はJOB(労働・作業)として捉えている。2人目の石工は、CAREER(仕事・経歴)として捉えている。3人目の石工は内的なやりがいをもって、主体的に取り組んでいることがわかる。まさにCALLING(使命)である。仕事のやり方を見直し、仕事の意義・意味・価値を見直すことが必要なのである。そう意味でも個人が会社に依存するのではなく、自分が自分のボスとなって会社にしがみつくのではなくいろんな人とのかかわりをとらえ、つながりを大切にしながら自立型キャリア形成が大切な時代に突入している。働く方も会社に依存するのではなく、自分のワクワクすることを考え、ワクワクの実現に向かって挑戦しなければならない。そのためには、問題意識と、その問題を解決するための情熱と使命感、そしてイノベーションの創発のサイクルを回さなければ。だって、自分の人生だもの。

ロイヤリティとエンゲージメント

働き方のパラダイムは大きく変わった。私が入社した1980年代は右肩上がり。終身雇用であり年功序列の時代、成功のセオリーは変えない、考えない。ひたすら馬車馬のように働いた。すべての答えは先輩や過去、市場にあった。会社の規模や認知度や給与面などの待遇に対してロイヤリティを持っていた。会社に個人が依存している状態だった、

バブルの崩壊とともに、日本の潮目は変わっていった。GDPは横ばいまたはマイナスになった。これまでの時代のうねりの中で、われわれはもがいた。過去や市場や先輩に答えはなかった。徐々に日本型の人事は崩壊し、歪が出てきた。それでも、過去の成功事例にこれからの生きる道を求めた。しかし、暗中模索の時代だった。私の勤めた会社の店舗数は大きく減少した。

そして、現在、会社も個人も対等であり従業員ひとりひとりが企業の掲げる戦略や目標を適切に理解し自発的に自分の力を発揮する貢献意欲が必要な時代を迎えている。ワークエンゲージメントである。その波にのれない組織の今後は厳しいかもしれない。時代の変化とともに働く側の意識も大きく変わったのである。米ギャラップ社の調査によると、熱意ある社員の割合の順位は、調査をした世界139か国中日本は132位だという。なんとやる気のない社員の割合が7割にものぼるといわれている。ワークエンゲージメントについては、健康経営選出の優良法人ホワイト500の選定基準にもなっている。

時代が変わり、情報はあふれ個人の選択肢や自由度が格段にアップした。しかしながら、反面、自由な社会は選択肢が多く、それが大きな不安にもつながっている。人間は秩序を志向する傾向があり、秩序は私たちに安心感を与えてくれる。職業生活のストレスはというと、ある調査の結果では約54%の人が強いストレスとなる事例があると答えている。今、ひそかに問題になっているプレゼンティーズムである。出勤はしているものの何らかの疾患や病状を抱えながら出勤していて、業務遂行能力労働生産性が低下しているのではといわれている。

今必要なのは働くひとのメンタル面でのプロフェッショナルなサポートではないか。セルフキャリアドックを設置して、キャリアコンサルタントとして働くひとのライフプランをサポートしたり、コーチとしてやる気ある社員をコーチングしていくことで内発的な動機づけが生まれてくるのではないか。そういった、会社組織の体制作りとプロフェッショナルなスキルを持ったコーチ&カウンセラーの力が必要とされている。

 

 

会社だけが人生ではない

「えてして会社は自らの経営幹部に対し、会社を生活の中心に据えることを期待する。しかし仕事オンリーの人の視野が狭くなる。会社だけが人生であるために会社にしがみつく」

これは、ドラッカーの「現代の経営」の一節である。

「雇用関係とは、もともときわめて限定された契約であって、いかなる組織といえどもそこに働く者の全人格を支配することは許されない。」これがドラッカーの持論である。

さらにドラッカーは忠告する。「今や会社は、社員を会社人間にしておくことが、本人のためにも会社のためにも危険であり、いつまでも乳離れできなくさせるおそれのあることを認識すべきでる」

私はまさに定年の数年前までそうだったかもしれない。幸いにビジネスコーチングの学びの機会を得て、人脈の幅が広がった。いろんな年齢、職業の人の集まりの中で視野が広まった。それが縁でケニアの視察旅行に行く機会にも恵まれた。キベラスラムの視察やマサイマラ国立公園のサファリゲームの中で、自分は何者か、自分に何ができるのか、自分は誰なのかを問う機会をもらった。

会社は嫌いではない、自分の成長を促し成長の機会をたくさん与えてくれた。しかし、ドラッカーのいうように会社にしがみついていた。まわりから良く思われたいという気持ちが強く、高い地位を目指していた時は自分の人生を生きていなったような気がする。孫が誕生し孫に対して素の自分で、爺の立場で接している自分が自分なのだと気づいた。自分の人生を自分らしく生きる。

そう気付いた時には上司へ退職の意思表示をしていた。会社を自己都合で早期退職をして2年、還暦を迎えた。ひょっとしたら、定年延長で会社に籍を置いていたかもしれない。今は、個人事業主としてよかったと思っている。経済には苦しい、地位はない。でも生きてる。

 

ライフプラン

2022.05.18

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